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★12月29日(日)関根秀樹 火起こしから始める「たき火」ワークショップ

2019-12-07

Tag :

 『縄文時代は火を起こすのも難しく、
とても不便な生活だったのでしょうか?

逆に、モノの溢れている現代の方が不便だと私は思っています』
原始技術史研究者 和光大学非常勤講師 関根秀樹


takibi.jpg 

 面白いだけで無くとても大切なことを経験する日になります
今回は実験もたっぷり! 楽しく年の瀬を過ごしましょう!

分で木を拾ってきて「焚き火」したことって有りそうで無かったかも。
まして自分で火をおこしたことなんて・・・

一口に焚き火をするといっても、今まで経験の無いことを沢山
しなければ、ちょっと出来ないかもしれませんよ。
だってどんな木を集めれば良いのかも最初は分かりませんから。
人によっては初めてナイフやナタを使うかも。
そこは当然発見の連続です。

今回のイベントは、ちゃんと「焚き火」をして、料理もして
実験もして、音で遊んだり、語ったり、ぼんやりしたり・・
詳しいプログラムスケジュールはありません。
参加された方の自然発生的な流れに任せています。

ピンと来た方、どうぞお待ちしております。

皆様
こんにちは。北川です。 
前回も火を起こし、肉や野菜を焼きました。
そして焚き火で湯を沸かし、鍋が出来上がりました。
このような場を皆様と共有できる事を嬉しく思います。
 
今回も、温かい鍋を作りたいですね。
おいしいだけではなく、力になることを願っています。 
北川

関根先生からのメッセージ


古代ローマではユリウス暦12月25日は冬至の火祭りの日であり、ミトラス神の祭日でした。
ヨーロッパでもキリスト教以前は、そしてキリスト教以降も冬至の火祭りは盛んでしたが、やがて4世紀にコンスタンチノープル公会議で創り上げられた「クリスマス」という新しい祭日に埋没してしまいます。
冬至、あるいは1年の終わりの大晦日、かまどの火を消し、木と木を擦って新しい火、清浄な火を起こして新年を迎える鑽火(きりび)の祭儀は、世界各地で古くから行われてきました。
中国唐代には清明の時季に行われたようですが。
今回の焚き火ワークショップも、古代と同じ道具と技術を使い、摩擦で火を起こします。
火切臼は福島県石川郡平田村上蓬田産のやわらかい杉板。
火切杵は和光大学の敷地内で採取し、数年間乾燥させたウツギやキブシ、アジサイ、ムラサキシキブを使います。
火種から火口(ホクチ)を使って炎にし、焚きつけに点火し、火を大きく育てる一連のプロセスを体験してください。
火打石や、天気が良ければ法隆寺や正倉院にもある火取玉(水晶球レンズ)などの実験もします。
現代のミッシュメタルを使った発火具も使ってみましょう。
分厚い鉄板や直火、熱灰による焚き火料理もさまざま。
火薬発明以前の竹を使った魔よけの爆竹や、火を使って竹を曲げたりねじったり硬化させたり、竹細工の実験もします。
竹槍はどのくらい硬く鋭くなるのか?
アイヌの竹矢じりはどのくらい威力があるのか?
パプアなどで使われる竹のナイフで肉を切ったり木を削ったりできるのか?
岩城正夫先生の「やってみなければわからない」を実践します。
竹を使ったあかりや、松明、油や獣脂を燃やす灯明なども実験しようと思います。
そうそう、ドングリ(クヌギとコナラ)のあく抜きをしてドングリクッキーを作るので、
そのアクで染色の実験もします。
ふつうは媒染剤に渋田の泥や緑礬(硫酸第一鉄)を使うのですが、今回は硫酸バナジウムを使ってもっと濃いグレーを染めてみます。
盛りだくさんですが、臨機応変、行き当たりばったり(小学6年生のときの座右の銘でしたが、先生に怒られました)に進行します。
見落としたらごめんなさい。
野生化したお茶の葉を炙ってサンカの柴茶とか、ヒサカキの実で青い絵の具を作るとか、
ああきりがない!
 
関根秀樹


関根秀樹 『焚き火ワークショップ』

【募集要項】

日時: 2019年12月29日(日)  雨天決行
     13時~19時くらいまでを予定
     (早退は自由です)
   
会費:大人 8000円  
家族参加
未就学児 無料  小学生 2000円 中学生 3000円 高校生 4000円

募集:25名前後 
*中学生以下の単独、及び複数でのご参加はご遠慮下さい。

会場: 小田急線鶴川駅付近徒歩10分程度 
    (集合場所をお申し込み確認メールにてお知らせ致します)

食事: 各自「芋」「肉」「野菜」など焼きたいものをご持参下さい。
    アルコールの持ち込み可
会への差し入れ、参加される方々への飲み物、食べ物大歓迎です。

お申し込み ⇒ 
申込フォームへ

●当日の服装について
薄手のダブダブ起毛素材は着衣火災の危険性があるので不可。
薄手のポリエステル、ナイロン100%の服、フリースなども火の粉で
穴が開いたり火傷をする場合があります。
上着は綿や毛が50%以上の厚手素材が安全です。
多少汚れたり煙の臭いがついてもいい服装でお越しください。
日よけ帽子、手拭い、タオル、軍手なども有ると便利です

会場は屋外ですので、暑さ寒さ対策、紫外線対策等お忘れ無く!

・その他 同意事項

講習会中の怪我や事故等には十分お気をつけ下さい。
決してご無理をなさらずご自身の体調をご判断の上ご参加下さい。
イベント開催中の発病・怪我・事故・盗難などについての責任は負いかねますので予めご了承下さい。
事前に傷害保険、レジャー保険等に加入していただくなど、ご自身の責任において対応して頂きますようお願いいたします。
イベント中は講師およびスタッフ指示及び当該施設の利用規約をお守り下さい。

講師プロフィール
:和光大学や多摩美術大学、桑沢デザイン研究所などの非常勤講師も務めるフリーの研究者&ライター。
主な著書に『新版 民族楽器をつくる』『竹でつくる楽器』(創和出版)、『縄文人になる』(山と渓谷社 ヤマケイ文庫)『焚き火大全』(創森社、編著)、『刃物大全』(ワールドフォトプレス)などがある。
教育出版の中学校音楽教科書にも執筆。
※NHK教育『スコラ坂本龍一 音楽の学校』にも出演


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プロフィール

TC.Academy.2021

Author:TC.Academy.2021
-------------------------
必然といえる偶然から出会った、
トップアスリートを支える
プロフェッショナルな人達と
関わりを持つようになって
20年以上になります。

自らが彼らにアドバイスを受け、
自身の心身に大きな変化を生じ、現在に至るまで日々進展中。
アドバイスを受ける毎に驚きがあります。

私のもらった感動やノウハウを
今度は多くの方々と共有したいという思いにかられ、直接プロフェッショナルの彼らから指導を受けられる講習会などを企画運営しています。

最初は知人から伝えはじめ、
今ではアスリート、アーティスト、学生、主婦あらゆるカテゴリーの分野のみなさんに参加頂いています。

私自身は身体を使う競技者経験はありません。
アーティストやコーチングプロなどのマネージング、プロデュースを生業にしています。

プロフェッショナルを支えるプロフェッショナルの彼らの独自のノウハウは、ジャンルの枠を超えて物事の本質に一歩近づく気づきを得られるものかもしれません
2011.7.1

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