城南治療室 院長 高橋透 『身体は語る』 Q&A Vol.6
2018-01-25
- Category : 城南治療室 院長 高橋透 『身体は語る』 Q&A
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Q: 今現在不具合を感じる事はありませんが、事が大きくならない為に自分に施術が必要であるかどうかの自己判断できるなにかテスト運動はあるでしょうか?
又は、先生に診て頂ければ自分自身が気がついていない不具合の箇所、理由などを説明して頂けますか?
A, 自己判断できるテストはありますよ。
定点観測のように毎日任意で幾つかの同じ動きをしてみると良いでしょう。
僕が講習会で示している運動もありますが、毎回同じことをやってみる、で構いません。
出来ればなるべく大きな動作の方が分かりやすいと思います。
後は自身で普段から「この動作、動きがやりにくい。」と感じている動きも比較する上では良い検査になるでしょう。
以上の事はちょっとアバウトなアドバイスですが具体的なポイントとして比較、評価したいようなら知識のある専門家(施術家、トレーナー等)に詳しく突っ込んで聞いてみるのがいいでしょう。
僕の講習でもそういったことはアドバイスできると思います。
自身で気づかない無自覚の不具合や問題のある箇所、機能は直接診ることができればその場でお伝えいたします。
Q: 施術には興味があるのですが、今まで温泉に入った後でマッサージや指圧を受けると翌日却って疲労感が蓄積している感じが今まであり躊躇しております。これは私の体質の問題なのでしょうか?
A,先ずは温泉に入るということが普段家でお風呂に入ることよりも体への作用としては強い刺激だということを踏まえてください。家の小さいお風呂と温泉のような大きなお風呂(と仮定すると)だとすると湯量の違い(体が受ける圧力)、温泉成分の有る無しということが家風呂より強い刺激だ、ということです。
それだけでもある意味疲れます。その後にマッサージのような刺激を受ければ普段の日常と比べれば結構な刺激量になるでしょう。
上記のことに加え、同じ刺激量を受けた別の人はなんとも思わないとい方もおられるでしょう。そのなんとも思わない方と疲れてしまう方とでは体力の差があるということなので一概に良い悪い、体質の問題だ、とは言えません。
また、受けたマッサージが上手いか下手か、でも違いが出ます。
温泉に入ったとしてもその刺激によって体が変化しようとします。マッサージを受けることによってもそうです。それらの刺激は全て体にとっては疲れることなのです。ただ、その疲れがより良く回復するように導かれているか、ただの疲れか、ということです。
良かれと思って施すことなのでしょうがよく自身を観察出来ていないと良くなるはずだと思っていても逆効果に陥ってしまうというのは意外と良くあることです。
自身に施すことがどういうことなのかを知ることがより良くなることに繋がるのでそういう判断ができるようになることも僕の講習で伝えたいことの一つです。
Q: 先生の施術は器具も薬品も使用されないそうですが
マッサージや指圧とどこがちがうのでしょうか?
A,僕の持っている資格は柔道整復師という一般的にはほねつぎ、接骨、整骨と言われる仕事の資格です。この資格では医師と同じようには薬品は扱えません、なので化学的(薬物)な処方、映像診断(レントゲンやMRI、CT等)もできません、なので患者さんの体を診るうえで重要になるのは体の動きや運動です。(スポーツということだけではなく呼吸も消化も広義では生命活動の運動です。)
病気を診断することも許されてはいないので筋、骨格系、運動、体の動きの評価から今の患者さんの体を読み取ることになります。
筋力検査は神経学的な状態を知る意味が、他動、自動運動から解剖学的、運動機能的な状態を知る意味が、それらのデータからは内科的な意味さえも伺い知れることが多々あります。
施術のテクニックの機序の説明をするならかなりの文章になってしまうのでここでは避けますが本来ならマッサージも指圧も行き着く目的は同じ筈なのですが多くのそれらの施術家はあまり検査、評価をしないので(しているかもしれませんが患者さんは分かっていないこと多し)何がどう良くなっていくのか分かりづらいかもしれませんね。
カイロプラクティック、オステオパシーを学びそれらのテクニックで施術しますが、カイロプラクティックもオステオパシーも必ず検査、評価がセットであるものです。一般的な先生方からみたら結構説明する方だと自負しています。(笑)
今のマニュアルメディスンの世界は何がマッサージで何が指圧で何がカイロプラクティックで何がオステオパシーなのかハッキリと区別をつけるのが難しいくらい混沌としています。
どれが良い悪いかではなく、その診断、施術、結果に辻褄が通っているかどうか、を検査、評価することでみていかなければならない、と思っています。
・2は
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