◆TC講習会8月22-23日スタッフ所感
2020-09-30
- Category : 受講者の声
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◆TC講習会8月22-23日スタッフ所感
こんにちは。スタッフとして講習会の一部に参加、見学した関根と申します。
2日間にわたるTCアカデミーの講習会・施術会を通して、先生方の身体に対する信念や想いをとても身近で感じられました。すでに講習会の常連の方にはわかりきっていることかもしれませんが、私なりの所感をお伝えできればと考えます。
【高橋透先生:納得ずくで生きているか】
「生きる」ことは人間である私たちみんなの日常です。例えば、よりよく「生きる」ために、これを食べると身体にいいとか、これをすると身体にいいという情報は現代ではほんとうに沢山あります。
ひとりひとり特徴の異なる身体について、一般的ないいものが果たして自分にとって必要なものなのでしょうか?
今日の自分の身体にとって、必要なのでしょうか?
私たちはつい、目の前のことを「いつもそうだから」「みんながそうだから」「親や先生や権威ある大人が言ったから」と、そのまま受け入れてしまうことがあります。
それが正しいこともあるかもしれませんが、本当に「私」はそれを肚落ちして選んでいるのか?という態度の重要性を、透先生は言葉を変えて繰り返し、講習会でのお話や施術会を通して示してくれています。
自分の身体で感じたことは、時に頭で信じていたことを覆すこともあります。
自分で検証してみて、今日は取り入れるか、取り入れないかを自分で決めること。
自分が納得して選んだこと、自分の実感が伴う選択には、主体性という大きなエネルギーが味方します。それが「納得ずくで生きる」という態度につながります。
誰もが望む、「いま」をよりよく生きるため、幸せに生きるということにつながるのではないか、と思いました。
【全体としての所感】
TCアカデミーの講習会は、スポーツや武道、武術を稽古している人にとってはもちろん、現在なにも特定のことをしていなくても、どんな人にとっても自分のいまの身体を知ることによって、見落としていた部分に気づいたり、自分のスタンスを確かめる機会になると感じました。
講習会で教えていただいた「立ちしゃがみ」をほぼ毎日、朝や夜、日中のちょっとした休憩時間に行い、いまの自分を感じる時間を持つようにしています。数値化しにくい変化ですが、身体つきが変わってきていると実感しています。不定期に感じていた腰の違和感も、先月以降ほとんど感じていません。
こうしたわずかな変化を感じとれる自分でいられることも、うれしいことだと思います。
また、講習会に参加して、感じようとするまなざしや姿勢を改めて習得できたように思います。継続していると自分流に変わってしまう恐れもあるので、方向性があっているかという確認を、定期的に先生方にチェックしていただくことで、この実感はなにものにも代えがたい身体の財産になっていくような気がしました。
なお、講習会の詳細にご興味がある方は、受講者のおひとりである梅津春香さん(フェンシング女子フルーレ日本代表)のブログを是非ともご覧ください!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
関根由梨
◆関根由梨(せきね ゆり)
【声に向き合い、シャウトをきっかけに心と身体をひらくことのたのしさを知る。】
2016年1月、日常の会話の声をよくしたい、もっと声を出してみたいと思いボイストレーニングを開始。ボイスパフォーマーとして多様な声を表現する徳久ウィリアムに師事。
2018年1月に徳久ウィリアムが主催する特殊発声合唱団(コエダイr.合唱団)へ入団。東京各地をはじめ、神奈川、富山、イタリアのサルデーニャ島でのライブに出演。サルデーニャ島でのライブではお客さんの前で初めてシャウトを披露。
合気会合気道二段。和太鼓を9年間佐藤健作に師事。
その他武術系をはじめ様々なWSへの参加を通して、心と身体をひらくこと、意識の重要性を知り、自身で実践中。