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5月20日(日) TC.Academy オープン ワークショップ

2018-04-17

Tag :

TC.Academyでは武術系、ボディバランス系、アート系、身体施術系などの講習会を毎月セレクトしてお届けしていますが、今回は今までの講習と違い、ボディバランス系、アート系からちょっとユニークな場をご提供します。


各種ボディバランスボードやヒモトレを自由に試せて、ジャズミュージシャンからリズムの事を楽しくゲーム感覚で学べる日を作りました。


日時 2018年5月20日(日)10:00~16:00 開催 
会場 タワーホール船堀「407」会議室
アクセス 都営新宿線「船堀駅」前
入場料 無料(受付後出入り自由)


ボディバランス系
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当日は自由にバランスボード、ヒモトレが試せます。
この様な方にお勧めします
・初めてなので使い方が分からない
・じっくり自由に複数のボードを試してその特性を知りたい
・ヒモトレの複数本使いを試してみたい
・デモンストレーションを見てみたい


入力から出力へ 伝える練習
更に今回は講習を受ける(受講する、知識を入力)から少し飛び出して、ご自身で更に体感、経験を深めたり、今まで入力された知識を出力(伝える)する練習の場もご提供します。

出力される話題は今回はボディバランス系「各種バランスボード」「ココロのバランスボード」「ヒモトレ」に関連されるトピックスでお願いします。

この様な方にお勧めします
・友人、家族、同僚に今度「ヒモトレ」や「ボード」を紹介したいのだが、ちゃんと説明できているか試したい
・他の方の利用の仕方や説明を聞いてみたい

伝える側の経験をされたい方は約10~15分程度で御願いします。
・ヒモトレ及びボード類は会場に複数用意してあります。
ホワイトボート、マーカーは用意されています。
人数に限りが有りますので、希望される方は受付時にお知らせ下さい。

各種デモンストレーションが観られます
会場にはバランスボードのデモンストレーターがいますので、その場でご要望があればデモンストレーターによるミニミニ講習会も可能です。

予約不要です。



アート系(ミュージック)

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★音楽のミニワークショップ「リズム幼稚園」開催
プロのジャズミュージシャン中村尚子(なかむらしょうこ)先生による
子どもから大人まで楽しめるリズムワークショップをご紹介します。
通常のワークショップのミニサイズ版です。(要予約)
手ぶらでご参加頂けます。
実際に幼稚園や小学校でも行ったゲーム感覚で楽しみながらリズム感覚が身につくワークショップです。私はリズム音痴だから手拍子も出来ないとお嘆きの方、本当はリズムの捉え方を教わったり経験していないだけかも知れません。 ちょとしたコツお伝えします。未経験者大歓迎。

1日2回開催 11:00-11:40 / 13:30-14:10  
1コマ¥1000です。


★参加お申込はこちら


講師紹介
1showko

中村尚子(なかむら しょうこ)

自己のバンド『春犬バンド』で3枚CDをリリースその後もソロプロジェクトを含め現在まで6枚のCDをリリース。
その楽曲は今でもTV、ラジオCMとして幅広く利用されているまたそのユニークな教え方が評価され品川区の特別音楽講師、
インターナショナルスクールの音楽講師等もこなす。ラジオ『音楽評判堂』パーソナリティ

【著作等】 
シンコーミュージックより
ピアノ上級者対応アレンジ譜 ピアノバラード集 
「Love Songs &Ballads」
他にも同社よりクラシック、ボサノバのアレンジ譜を手がけている。

4月14日(土) 関根秀樹 「焚き火ワークショップと料理の一日」

2018-03-02

Tag :

 『縄文時代は火を起こすのも難しく、
とても不便な生活だったのでしょうか?

逆に、モノの溢れている現代の方が不便だと私は思っています』
原始技術史研究者 和光大学非常勤講師 関根秀樹


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 もの凄く面白く大切なことを経験する日になります!

自分で木を拾ってきて「焚き火」したことって有りそうで無かったかも。
まして自分で火をおこしたことなんて・・・

一口に焚き火をするといっても、今まで経験の無いことを沢山
しなければ、ちょっと出来ないかもしれませんよ。
だってどんな木を集めれば良いのかも最初は分かりませんから。
人によっては初めてナイフやナタを使うかも。
そこは当然発見の連続です。

今回のイベントは、ちゃんと「焚き火」をして、料理もして
実験もして、音で遊んだり、語ったり、ぼんやりしたり・・
詳しいプログラムスケジュールはありません。
参加された方の自然発生的な流れに任せています。

ピンと来た方、どうぞお待ちしております。

・プロデュサーの北川先生からのメッセージ


皆様こんにちは。
北川です。

今回も焚き火をします。
色々と焼いて食べましょう。

また関根先生が、
いつもと違った面白いこともしてくださるそうです。

楽しみですね!

焚き火初心者も大歓迎です。
気軽にお越しください。




以下、関根先生からの講師挨拶文をご紹介いたします。


焚き火ワークショップへのおさそい


和光大学&多摩美術大学講師 関根秀樹

答えようにも、だれも確かな答えなど出せやしない。 われらは何処から来て、何方へ行こうとしているのか?
ルバイヤート』 ウマル・ハイヤーム(1048~1131)より関根訳

D'o? Venons Nous Que Sommes Nous O? Allons Nous  我々はどこから来たのか? 我々は何者なのか?   われわれは どこへ行くのか?
ポール・ゴーギャン(1897年タヒチにて)

ヒト(人間)は長い長い間、火とともにありました。
食べ物を煮炊きするため。夜の闇を照らし、暖をとるため。
ものを加工し、森を焼き払って農地や村を作り、そして、信仰や、
戦争のために。火を使うのはヒト(人間)だけ、というのが近代「文明人」の常識でした。
もちろん、
各地の神話や民俗伝承には火を使う鳥や獣が登場しますし、ヒトの誕生以前にも落雷や火山の噴火、枯草や泥炭層の自然発火による森の火事は頻繁にありました。
小原秀雄先生(動物学・人間学)によれば、
野性動物が火を恐れるというのは半分ウソ。火事の焼け跡でこんがり火が通った木の実や根菜類を好んで食べ、類人猿の子どもが山火事跡に燃え残った火を枝でつついて遊んでいる例も報告されています。
ジョージア大学の研究室で生まれ育ったボノボ(
ピグミーチンパンジー)のカンジは、33歳までに焚き木を集めて細い小枝を折って積み上げ、ライターやマッチで火を点け、マシュマロを小枝に刺して焼く技術を身につけました。一方、マッチも擦れず、焚き火も満足にできない日本の大学生……。 40年前、「刃物も満足に使えねえ今どきの学生は“類猿人”だ!」と言い放った秋岡芳夫先生(手仕事や手道具の研究や保護に尽力した工業デザイナー)の声を思い出します。

今年(2018)1月、
オーストラリアに火を使って狩りをする鳥がいるという科学ニュースが世界を駆け巡りました。
トビやハヤブサが火のついた小枝をくわえて運び、
草むらに投下して火をつけ、逃げ出した小動物を狩るわけです。

京都の伏見稲荷では2013年にカラスが境内の樹木を焼くボヤ騒
ぎが起きました。火のついた蝋燭をくわえて飛び去るカラスが住民に目撃され、注意喚起の看板は今も残っています。
オーストラリア先住民アボリジニ(
主なルーツは南インド系という説が有力)には火を運ぶ鳥の神話や伝承がありましたが、欧米の学者たちは「文献記録がない」ことを理由に100年以上も事実とは認めず、調査もしませんでした。論文としての体裁さえ整えて記載されれば内容がパクリでも捏造でも学問的には通用し、アカデミズムとは無関係な先住民族の伝承は無視。
パプアニューギニア高地で1万年前の作物栽培の遺跡が見つかった
時も、欧米を中心としたアカデミズムは「そんな辺境の未開民族が古代にそんなことをできたはずがない」と、無視し続けました。はじめて石器や弓矢を作ったのも、初めて火を起こしたのも、初めて舟を作ったのも、彼らが言う「未開」な人々なのに。

自然とヒト(人間)をつなぐもの 火

近代以降のさまざまな問題の根源は、自然と、
本来自然の一部であったはずのヒト(人間)とが、大きく乖離してしまったことにあります。自然の中で多くの神々(精霊たち。英語のGod を神と翻訳したのは大きな誤りで、日本には本来、Godにあたる概念はありません。また、漢語の神や現代中国語の神も、日本人が思うカミサマではありません)に囲まれて生かされている、という自然観、人間観からは、環境破壊や原子力発電所、核兵器などはそう簡単に生まれません。

人間だけが唯一神に選ばれた特別な存在、「万物の霊長」
として自然を支配し収奪できると考える西洋近代の自然観(中世の教会支配の反動でもあります)が世界を蝕んできたからこそ、現在のボロボロの地球があり、日本があります。
便利さは進歩です。しかし、行き過ぎた便利さは文化を破壊し、
人間の能力や精神や、可能性をも衰退させてしまいます。現代文明の進歩は、一方で祖先たちには確かにあった全人的な能力の退化、人間の劣化をも意味してきたのではないでしょうか。
科学や技術が複雑化、高度化しブラックボックス化していく中で、
地域や風土に根ざした伝統的な生活技術、木や竹や石や水や火など自然に直に接する等身大の知恵や文化は急速に失われました(武術などの身体や心のありかたもそうでしょう)。それらをいま、自らの手と道具を使って追体験しながら学ぶ一連の作業は、閉塞した現代の文化や文明を問い直し、人間(ヒト)、あるいは日本人の来し方と行く末を考える上でもひとつのヒントとなるかもしれません。
アイヌの火の女神アベフチカムイも、沖縄の火の神ピヌカン(
フィヌカン)も、東北の竈神や、荒神なども、神々と人間との境界であり媒介者です。
ならば、乖離した自然と人間、
自然と文明とをもう一度結びつけるきっかけ、人間の意識を変えるきっかけとなる可能性もまた、火とのつき合い方にあるのではないでしょうか。

まずは摩擦での火起こし体験や焚き火料理あたりから、
始めてみましょう。今回は、フィリピンのルソン島先住少数民族アエタの竹を使ったノコギリ式発火法や、なども実験します。

関根秀樹 
           



関根秀樹 『焚き火ワークショップと料理の1日』

【募集要項】

日時: 2018年4月14日(土)  雨天決行
     13時~19時くらいまでを予定
     (早退は自由です)

会費:大人 8000円  
家族参加
未就学児 無料  小学生 2000円 中学生 3000円 高校生 4000円

募集:25名前後
*中学生以下の単独、及び複数でのご参加はご遠慮下さい。

会場: 小田急線鶴川駅付近徒歩10分程度 
    (集合場所をお申し込み確認メールにてお知らせ致します)

食事: 各自「芋」「肉」「野菜」など焼きたいものをご持参下さい。
    アルコールの持ち込み可
会への差し入れ、参加される方々への飲み物、食べ物大歓迎です。

お申し込み ⇒ 
申込フォームへ

●当日の服装について
薄手のダブダブ起毛素材は着衣火災の危険性があるので不可。
薄手のポリエステル、ナイロン100%の服、フリースなども火の粉で
穴が開いたり火傷をする場合があります。
上着は綿や毛が50%以上の厚手素材が安全です。
多少汚れたり煙の臭いがついてもいい服装でお越しください。
日よけ帽子、手拭い、タオル、軍手なども有ると便利です

会場は屋外ですので、寒さ寒さ対策、紫外線対策等お忘れ無く!

・その他 同意事項

講習会中の怪我や事故等には十分お気をつけ下さい。
決してご無理をなさらずご自身の体調をご判断の上ご参加下さい。
イベント開催中の発病・怪我・事故・盗難などについての責任は負いかねますので予めご了承下さい。
事前に傷害保険、レジャー保険等に加入していただくなど、ご自身の責任において対応して頂きますようお願いいたします。
イベント中は講師およびスタッフ指示及び当該施設の利用規約をお守り下さい。

講師プロフィール
:和光大学や多摩美術大学、桑沢デザイン研究所などの非常勤講師も務めるフリーの研究者&ライター。
主な著書に『新版 民族楽器をつくる』『竹でつくる楽器』(創和出版)、『縄文人になる』(山と渓谷社 ヤマケイ文庫)『焚き火大全』(創森社、編著)、『刃物大全』(ワールドフォトプレス)などがある。
教育出版の中学校音楽教科書にも執筆。
※NHK教育『スコラ坂本龍一 音楽の学校』にも出演


12月24日(日) 関根秀樹 「焚き火ワークショップと料理の一日」

2017-11-25

Tag :

『縄文時代は火を起こすのも難しく、
とても不便な生活だったのでしょうか?

逆に、モノの溢れている現代の方が不便だと私は思っています』
原始技術史研究者 和光大学非常勤講師 関根秀樹


takibi.jpg 

 もの凄く面白く大切なことを経験する日になります!

自分で木を拾ってきて「焚き火」したことって有りそうで無かったかも。
まして自分で火をおこしたことなんて・・・

一口に焚き火をするといっても、今まで経験の無いことを沢山
しなければ、ちょっと出来ないかもしれませんよ。
だってどんな木を集めれば良いのかも最初は分かりませんから。
人によっては初めてナイフやナタを使うかも。
そこは当然発見の連続です。

今回のイベントは、ちゃんと「焚き火」をして、料理もして
実験もして、音で遊んだり、語ったり、ぼんやりしたり・・
詳しいプログラムスケジュールはありません。
参加された方の自然発生的な流れに任せています。

ピンと来た方、どうぞお待ちしております。

・プロデュサーの北川先生からのメッセージ

皆様

こんにちは。北川です。

12月24日(日)に関根先生と焚き火をします。
様々な発火法をご紹介いただける予定です。

そして、焚き火で肉や魚、野菜を焼いて食べましょう。

年内最後となる焚き火ですが、もしかするといつも以上に贅沢な内容になるかもしれません。

気軽にお越しください。



以下、関根先生からの講師挨拶文をご紹介いたします。

この挨拶分は前回のものです。
よって当日は内容に差異がある場合があります。
予めご了承ください。

関根先生は現在、電話やメールの無い生活を謳歌されています。



焚き火ワークショップへのおさそい

『火 失われゆく技術文化のいま』
                    和光大学非常勤講師 関根秀樹

35年前の和光大学で岩城正夫先生がプロゼミ「原始技術を復原する」を開講していたとき、石器や弓矢、吹き矢、火起こしの道具などを作ることは、学生にとって未知なる「知的実験」でもありました。
ただ、そうした道具を作る作業は、それまでの経験、体験の延長であり、完成で火が起きるまでを100とすれば1~5くらいからの出発だったと思います。
どんな形であれ、1年以内に火を使ったことのない学生はいませんでした。

原発を増やすために作られたオール電化住宅が普及し始めた10数年前からでしょうか、私の「火の人間史」の授業で、ナイフも包丁も火も使ったことのない学生が増えてきました。昨年はとうとう、小学校の理科の授業からアルコールランプが消えました。 「危ないから」と。 日教組の教育研究集会で、道具を満足に使えない子どもが増え、「手が虫歯になった」という報告があったのは1970年代のことでした。 「子どもに刃物を使わせない運動」などの成果でしょう。いま、授業は0からどころか、マイナスからの出発です。
想像力があったらやらないだろう!というような危険な使い方を平気でやってケガをしたりノコギリやナイフをダメにする学生がとにかく多いのです。

やはり35年前、秋岡芳夫先生は共立女子大生活デザイン科の授業で、ぞうきんの絞りかたや竹とんぼの作り方を教え、ナイフを研がせました。
多摩美術大学の名物ゼミ「自然文化史」では、俳人でもある宮下太郎先生が茅葺きの移築民家の中で火を焚き、山菜などを料理しお茶を点ててくれました。
和光大3年の時でしょうか、秋岡先生のところで知り合った宮下先生に呼ばれ、初めて授業のお手伝いに行った時、「関根君、最近の多摩美の学生はねえ、杉と松の区別もつかないんだよ」と嘆いていました。彫刻の朝倉文夫の内弟子時代、最初に、そしてずっとやらされたのは庭の手入れだったそうで、「庭いじりができない者に彫刻はできない」が朝倉の持論だったそうです。

最近の多摩美でも、ナイフが使えない学生は増え、作業効率は30年前よりはるかに低下しています。 和光大ではヒモギリ式、あるいは弓ギリ式の摩擦火起こし器を作り、火を起こし、焚き火をします。 その道具がもう自分で一からは作れず、ほぼ7~8割できたキットを使わざるを得ません。 
民族楽器の授業で竹を伐りに行っても、15年前の学生なら20メートルの竹を長いままなんとか工夫して踏切を越えてきましたが、ここ数年は4分の1に切っても途中で「重すぎる」と言い出します(特に男子学生)。
昨年、枝を削って「削り掛け」の焚き付けを作らせたら、70人中2人だけ、とんでもなく上手いプロ級の学生がいました。2人ともタイからの留学生で、高校では勉強が忙しくてできなかったが、子どもの頃はよく木を削って遊んだそうです。おそらく、100年前、200年前の日本の田舎の子どもたちも、彼らと同じ程度の力量はあったのでしょう。

編著『焚き火大全』(創森社)が出たとき、予想に反して多くの新聞・雑誌の書評に好意的に取り上げられ、椎名誠が私の書いた部分だけパクッたDVDを出して(海外の読者からバレた)謝罪広告が出たり廃盤になったり、おもしろい反響はありました。東北大震災では、寒さの中、膨大な木材を前に立ちすくむ都市住民と、いち早く大きな焚き火をして暖を採り、生存者を呼び集め生活を立て直そうとした漁村と、反応は大きく分かれたようです。 いま、『焚き火大全』に続く焚き火の本を書いていますが、現実の日本では焚き火の文化は衰退する一方です。 都市部ではそもそも焚き火ができる場所がありませんし、調理にガスを使わない家庭も増えています。 焚き火はいずれ、民俗学の教科書に載るようになるのかもしれません。

このワークショップでは、焚き木を集め、ナイフや鉈で焚き付けを作り、摩擦発火具や火打石で火を点けます。
焚き木の組み方、炉のしつらえ方、鍋の吊るし方など、さまざまな伝統技術も体験しましょう。特に、東南アジアや南アジアの驚異的な火吹竹のしくみ(ダイソンの羽根なし扇風機と同じ原理)と、それを応用した関根式火吹竹の作り方はぜひおぼえてください。 
なによりも、ただ火を囲み、火を見つめる、のんびりした非日常の時間と空間を楽しみましょう。
焼きたいもの、食べたいものがあったら各自持ってきてください。
木を削るナイフや鉈など、愛用の道具があるかたはご持参ください。
少しですが、ハマグリ刃に研ぎ上げたナイフや剣鉈なども販売します。
                                             関根秀樹

※木工竹細工にも使いやすいフォールディング(折り畳み式)ナイフと、頑丈なフィクストブレード(折り畳みでない)のナイフをいくつか入手し、日本刀のような切れ味と刃持ちを両立させるハマグリ刃に研ぎ上げました。
当日販売と、追加注文も可能です。
アフガニスタンの女性が護身に使った100年ほど昔の貴重な沙張(青銅に近い合金)製かんざし(寸鉄や蛾眉子のような使い方)も入手しました。
これも興味ある方に販売します。



関根秀樹 『焚き火ワークショップと料理の1日』

【募集要項】

日時: 2017年12月24日(日)  雨天決行
     13時~19時くらいまでを予定
     (早退は自由です)

会費:大人 8000円  
家族参加
未就学児 無料  小学生 2000円 中学生 3000円 高校生 4000円

募集:25名前後
*中学生以下の単独、及び複数でのご参加はご遠慮下さい。

会場: 小田急線鶴川駅付近徒歩10分程度 
    (集合場所をお申し込み確認メールにてお知らせ致します)

食事: 各自「芋」「肉」「野菜」など焼きたいものをご持参下さい。
    アルコールの持ち込み可
会への差し入れ、参加される方々への飲み物、食べ物大歓迎です。

お申し込み ⇒ 申込フォームへ

●当日の服装について
薄手のダブダブ起毛素材は着衣火災の危険性があるので不可。
薄手のポリエステル、ナイロン100%の服、フリースなども火の粉で
穴が開いたり火傷をする場合があります。
上着は綿や毛が50%以上の厚手素材が安全です。
多少汚れたり煙の臭いがついてもいい服装でお越しください。
日よけ帽子、手拭い、タオル、軍手なども有ると便利です

会場は屋外ですので、寒さ対策、紫外線対策等お忘れ無く!

・その他 同意事項

講習会中の怪我や事故等には十分お気をつけ下さい。
決してご無理をなさらずご自身の体調をご判断の上ご参加下さい。
イベント開催中の発病・怪我・事故・盗難などについての責任は負いかねますので予めご了承下さい。
事前に傷害保険、レジャー保険等に加入していただくなど、ご自身の責任において対応して頂きますようお願いいたします。
イベント中は講師およびスタッフ指示及び当該施設の利用規約をお守り下さい。

講師プロフィール
:和光大学や多摩美術大学、桑沢デザイン研究所などの非常勤講師も務めるフリーの研究者&ライター。
主な著書に『新版 民族楽器をつくる』『竹でつくる楽器』(創和出版)、『縄文人になる』(山と渓谷社 ヤマケイ文庫)『焚き火大全』(創森社、編著)、『刃物大全』(ワールドフォトプレス)などがある。
教育出版の中学校音楽教科書にも執筆。
※NHK教育『スコラ坂本龍一 音楽の学校』にも出演


12月7日(日) 関根秀樹先生と豪華ゲスト陣による 「武術と音楽の集い」

2014-11-26

Tag :

武術と音楽の集い 今回のテーマは『焚き火』

自分で木を拾ってきて「焚き火」したことって有りそうで無かったかも。
まして自分で火をおこしたことなんて・・

今回は、ちゃんと「焚き火」をして、料理もして
実験もして、音で遊んだり、語ったり、ぼんやりしたり
そこは『大人の子供たちの秘密基地』かも?

詳しいスケジュールは決めていません
豪華ゲストも来ます!
ピンと来た方、どうぞお待ちしております。


【講師 関根秀樹先生からのメッセージ】

先日、長野県小諸山中のアウトドアイベントに呼ばれ、遠藤ケイさん(作家、イラストレーター)と「焚き火対談」をして来ました。

若い頃よく一緒に仕事したカメラマンや旧知のライター、編集者、昆虫写真家の海野さんなども来て、夜は同窓会のようでした。

驚いたのは、野外活動の施設なのに屋根付きの薪置き場もなく、用意されていた薪はただでさえ煙の多い松。それも濡れてびしょびしょの。

焚き火料理の指導で呼ばれてきたという料理研究家グループは、まったく火が起こせず、大鍋もダッチオーブンも使うのが始めて!という始末。

結局あっちこっちで倒木や松の落ち葉、栗のイガ、松ぼっくりなどを大量に集め、そっちの焚き火の世話や料理の段取りまでする羽目に。

まあ、ダッチオーブンで焼いたアップルパイも遠藤さんの石焼きりんごジャムもおいしかったし、島崎藤村の「小諸川のほとりにて」に登場する蕎麦掻き「ハリコシそば」もうまくできたし、ハチクのかなり太いのも見つけたし、昆虫食やネイチャーフォトのディープな話も聞けたし多少の収穫はありました。

先週末土曜は刃物関係の集まりで鹿やイノシシやキジ料理に舌鼓を打ち、日曜は囲炉裏と火鉢の設計指導を頼まれたお宅でウマヅラハギの刺身やキモをご馳走になり、今日は焚き木集めと薪割り、そして刃物研ぎで日が暮れました。

さて、12月7日(日)のテーマは「焚き火」です。

野山で焚き付けや焚き木を探し、古代の摩擦火起こし器や火打石で火を起こし、民俗科学としての火の基礎技術を学びます。

特に夏とは違った焚き木の組み方や着火法の理論と理論と実際の効果や不具合、ナタやナイフでの焚き付け作りの方法などを細かくやります。

好評の石焼き料理もまたやりますので、トラピスト修道院の発酵バターも1缶用意しています。
江戸の料理書『甘藷百珍』に記された「絶品」芋料理の最高峰「塩蒸焼き芋」も実験します。

ほかに焼きたいもの、食べたいものがあったら各自持ってきてください。

当日は糀の甘酒や炭火焙煎コーヒー、梅柚檸檬酒、ビール、トムヤムクンラーメンなどの売店も出る予定です。
粉塵爆発等の実験や、竹の民族楽器でも遊びます。
日がかげったり風が吹くとかなり冷えますので、寒くない格好でどうぞ。

関根秀樹


●プロデューサー北川智久氏からのメッセージ

皆様こんにちは。
北川です。

今回は焚き火をします!

火を囲み、料理をし、音楽を奏で、稽古します。
ぼんやりと何もしないのもありです。

個人的には、生命の根源を感じずにはいられなくなる「石焼き肉」が一番楽しみです。

アウトドア初心者も大歓迎ですので、気軽にお越しいただきたいと思います。

一緒に焚き火を楽しみましょう!

北川





関根秀樹先生と豪華ゲスト陣による「武術と音楽の集い」

【募集要項】

日時: 平成26年12月7日(日)  雨天決行
     11時~17時くらいまでを予定

会費:大人 8000円  家族参加応相談
   未就学児 無料  小学生 2000円 中学生 3000円 高校生 4000円

募集:20名前後
会場: 小田急線鶴川駅付近 
    (お申し込み、お問い合せ時にお知らせ致します)
食事: ご自身で食事をされる「芋」や「肉」など焼きたいものをご持参下さい。



●当日の服装について
薄手のダブダブ起毛素材は着衣火災の危険性があるので不可。
薄手のポリエステル、ナイロン100%の服、フリースなども火の粉で穴が開いたり
火傷をする場合があります。
上着は綿や毛が50%以上の厚手素材が安全です。
多少汚れたり煙の臭いがついてもいい服装でお越しください。

その他
会への差し入れ、参加される方々への飲み物、食べ物大歓迎です。

講師プロフィール
関根秀樹:和光大学や多摩美術大学、桑沢デザイン研究所などの非常勤講師も務めるフリーの研究者&ライター。
主な著書に、『新版 民族楽器をつくる』『竹でつくる楽器』(以上は創和出版)、
『縄文人になる』(山と渓谷社 ヤマケイ文庫)、『焚き火大全』(創森社、編著)、
『刃物大全』(ワールドフォトプレス)などがある。
教育出版の中学校音楽教科書にも執筆。
※NHK教育『スコラ坂本龍一 音楽の学校』にも出演

8月12日(土) 関根秀樹 「焚き火ワークショップ」

2011-08-12

もの凄く面白く大切なことを経験する日になります!

自分で木を拾ってきて「焚き火」したことって有りそうで無かったかも。
まして自分で火をおこしたことなんて・・・

一口に焚き火をするといっても、今まで経験の無いことを沢山
しなければ、ちょっと出来ないかもしれませんよ。
だってどんな木を集めれば良いのかも最初は分かりませんから。
人によっては初めてナイフやナタを使うかも。
そこは当然発見の連続です。

今回のイベントは、ちゃんと「焚き火」をして、料理もして
実験もして、音で遊んだり、語ったり、ぼんやりしたり・・
詳しいプログラムスケジュールはありません。
参加された方の自然発生的な流れに任せています。

ピンと来た方、どうぞお待ちしております。


・プロデュサーの北川先生からのメッセージ

皆様こんにちは。
北川です。
お待たせしました。焚き火をしましょう。
肉や野菜などを焼いたり、音楽を楽しんだり、よい一日にしましょう!
北川



以下、関根先生からの講師挨拶文をご紹介いたします。

この挨拶分は前回のものです。よって当日は内容に差異がある場合があります。
予めご了承ください。

関根先生は現在、電話やメールの無い生活を謳歌されています。



焚き火ワークショップへのおさそい

『火 失われゆく技術文化のいま』
                    和光大学非常勤講師 関根秀樹

35年前の和光大学で岩城正夫先生がプロゼミ「原始技術を復原する」を開講していたとき、石器や弓矢、吹き矢、火起こしの道具などを作ることは、学生にとって未知なる「知的実験」でもありました。
ただ、そうした道具を作る作業は、それまでの経験、体験の延長であり、完成で火が起きるまでを100とすれば1~5くらいからの出発だったと思います。
どんな形であれ、1年以内に火を使ったことのない学生はいませんでした。

原発を増やすために作られたオール電化住宅が普及し始めた10数年前からでしょうか、私の「火の人間史」の授業で、ナイフも包丁も火も使ったことのない学生が増えてきました。昨年はとうとう、小学校の理科の授業からアルコールランプが消えました。 「危ないから」と。 日教組の教育研究集会で、道具を満足に使えない子どもが増え、「手が虫歯になった」という報告があったのは1970年代のことでした。 「子どもに刃物を使わせない運動」などの成果でしょう。いま、授業は0からどころか、マイナスからの出発です。
想像力があったらやらないだろう!というような危険な使い方を平気でやってケガをしたりノコギリやナイフをダメにする学生がとにかく多いのです。

やはり35年前、秋岡芳夫先生は共立女子大生活デザイン科の授業で、ぞうきんの絞りかたや竹とんぼの作り方を教え、ナイフを研がせました。
多摩美術大学の名物ゼミ「自然文化史」では、俳人でもある宮下太郎先生が茅葺きの移築民家の中で火を焚き、山菜などを料理しお茶を点ててくれました。
和光大3年の時でしょうか、秋岡先生のところで知り合った宮下先生に呼ばれ、初めて授業のお手伝いに行った時、「関根君、最近の多摩美の学生はねえ、杉と松の区別もつかないんだよ」と嘆いていました。彫刻の朝倉文夫の内弟子時代、最初に、そしてずっとやらされたのは庭の手入れだったそうで、「庭いじりができない者に彫刻はできない」が朝倉の持論だったそうです。

最近の多摩美でも、ナイフが使えない学生は増え、作業効率は30年前よりはるかに低下しています。 和光大ではヒモギリ式、あるいは弓ギリ式の摩擦火起こし器を作り、火を起こし、焚き火をします。 その道具がもう自分で一からは作れず、ほぼ7~8割できたキットを使わざるを得ません。 
民族楽器の授業で竹を伐りに行っても、15年前の学生なら20メートルの竹を長いままなんとか工夫して踏切を越えてきましたが、ここ数年は4分の1に切っても途中で「重すぎる」と言い出します(特に男子学生)。
昨年、枝を削って「削り掛け」の焚き付けを作らせたら、70人中2人だけ、とんでもなく上手いプロ級の学生がいました。2人ともタイからの留学生で、高校では勉強が忙しくてできなかったが、子どもの頃はよく木を削って遊んだそうです。おそらく、100年前、200年前の日本の田舎の子どもたちも、彼らと同じ程度の力量はあったのでしょう。

編著『焚き火大全』(創森社)が出たとき、予想に反して多くの新聞・雑誌の書評に好意的に取り上げられ、椎名誠が私の書いた部分だけパクッたDVDを出して(海外の読者からバレた)謝罪広告が出たり廃盤になったり、おもしろい反響はありました。東北大震災では、寒さの中、膨大な木材を前に立ちすくむ都市住民と、いち早く大きな焚き火をして暖を採り、生存者を呼び集め生活を立て直そうとした漁村と、反応は大きく分かれたようです。 いま、『焚き火大全』に続く焚き火の本を書いていますが、現実の日本では焚き火の文化は衰退する一方です。 都市部ではそもそも焚き火ができる場所がありませんし、調理にガスを使わない家庭も増えています。 焚き火はいずれ、民俗学の教科書に載るようになるのかもしれません。

このワークショップでは、焚き木を集め、ナイフや鉈で焚き付けを作り、摩擦発火具や火打石で火を点けます。
焚き木の組み方、炉のしつらえ方、鍋の吊るし方など、さまざまな伝統技術も体験しましょう。特に、東南アジアや南アジアの驚異的な火吹竹のしくみ(ダイソンの羽根なし扇風機と同じ原理)と、それを応用した関根式火吹竹の作り方はぜひおぼえてください。 
なによりも、ただ火を囲み、火を見つめる、のんびりした非日常の時間と空間を楽しみましょう。
焼きたいもの、食べたいものがあったら各自持ってきてください。
木を削るナイフや鉈など、愛用の道具があるかたはご持参ください。
少しですが、ハマグリ刃に研ぎ上げたナイフや剣鉈なども販売します。
                                             関根秀樹

※木工竹細工にも使いやすいフォールディング(折り畳み式)ナイフと、頑丈なフィクストブレード(折り畳みでない)のナイフをいくつか入手し、日本刀のような切れ味と刃持ちを両立させるハマグリ刃に研ぎ上げました。
当日販売と、追加注文も可能です。
アフガニスタンの女性が護身に使った100年ほど昔の貴重な沙張(青銅に近い合金)製かんざし(寸鉄や蛾眉子のような使い方)も入手しました。
これも興味ある方に販売します。



関根秀樹 『焚き火ワークショップ』

【募集要項】

日時: 2017年8月12日(土)  雨天決行
     13時~19時くらいまでを予定
     (早退は自由です)

会費:大人 8000円  
家族参加
未就学児 無料  小学生 2000円 中学生 3000円 高校生 4000円

募集:25名前後
*中学生以下の単独、及び複数でのご参加はご遠慮下さい。

会場: 小田急線鶴川駅付近徒歩10分程度 
    (集合場所をお申し込み確認メールにてお知らせ致します)

食事: 各自「芋」「肉」「野菜」など焼きたいものをご持参下さい。
    アルコールの持ち込み可
会への差し入れ、参加される方々への飲み物、食べ物大歓迎です。

●当日の服装について
薄手のダブダブ起毛素材は着衣火災の危険性があるので不可。
薄手のポリエステル、ナイロン100%の服、フリースなども火の粉で
穴が開いたり火傷をする場合があります。
上着は綿や毛が50%以上の厚手素材が安全です。
多少汚れたり煙の臭いがついてもいい服装でお越しください。
日よけ帽子、手拭い、タオル、軍手なども有ると便利です

会場は屋外ですので、日差し対策、熱中症対策お忘れ無く!

・その他 同意事項

講習会中の怪我や事故等には十分お気をつけ下さい。
決してご無理をなさらずご自身の体調をご判断の上ご参加下さい。
イベント開催中の発病・怪我・事故・盗難などについての責任は負いかねますので予めご了承下さい。
事前に傷害保険、レジャー保険等に加入していただくなど、ご自身の責任において対応して頂きますようお願いいたします。
イベント中は講師およびスタッフ指示及び当該施設の利用規約をお守り下さい。

講師プロフィール
:和光大学や多摩美術大学、桑沢デザイン研究所などの非常勤講師も務めるフリーの研究者&ライター。
主な著書に『新版 民族楽器をつくる』『竹でつくる楽器』(創和出版)、『縄文人になる』(山と渓谷社 ヤマケイ文庫)『焚き火大全』(創森社、編著)、『刃物大全』(ワールドフォトプレス)などがある。
教育出版の中学校音楽教科書にも執筆。
※NHK教育『スコラ坂本龍一 音楽の学校』にも出演

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プロフィール

TC.Academy.2021

Author:TC.Academy.2021
-------------------------
必然といえる偶然から出会った、
トップアスリートを支える
プロフェッショナルな人達と
関わりを持つようになって
20年以上になります。

自らが彼らにアドバイスを受け、
自身の心身に大きな変化を生じ、現在に至るまで日々進展中。
アドバイスを受ける毎に驚きがあります。

私のもらった感動やノウハウを
今度は多くの方々と共有したいという思いにかられ、直接プロフェッショナルの彼らから指導を受けられる講習会などを企画運営しています。

最初は知人から伝えはじめ、
今ではアスリート、アーティスト、学生、主婦あらゆるカテゴリーの分野のみなさんに参加頂いています。

私自身は身体を使う競技者経験はありません。
アーティストやコーチングプロなどのマネージング、プロデュースを生業にしています。

プロフェッショナルを支えるプロフェッショナルの彼らの独自のノウハウは、ジャンルの枠を超えて物事の本質に一歩近づく気づきを得られるものかもしれません
2011.7.1

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